貼り箱の基本は四角い箱

身の回りにどんな箱がありますか?
紙箱は「組み立て箱」と「貼り箱」などがあります。

組み立て箱

普段お店で見かける箱です。
一枚の紙に印刷をして折り曲げながら箱にしていきます。
平らな状態から必要な分だけ箱にするので在庫スペースはあまりいりません。
しかし印刷や抜きの工程を大掛かりの機械で行うのでロットが多く版代や木型代などの初期費用が発生します
一度、版や木型を作れば何度も使えるためリピートや数量が多い物はコストメリットがあります。
中の商品を壊さないような流通箱です。

 

貼り箱
貼り箱はあまり流通していません
貼り箱はボール紙に表面紙を貼りつけます。
表面紙には貼り箱専用の小間紙(金銀紙・和風紙・洋風紙・光沢紙・マット紙・エンボス紙・木目紙・雲竜紙・等)や色上質・タントなどの一般紙を用途やコストに合わせて選択することが出来ます。
貼り箱は高級感があるのでアクセサリー・お菓子・洋服・靴などの箱によく使われます。
ちょっと身の回りを見てください、海外の高級ブランドの箱、化粧品、お菓子屋さんの贈答箱や最近ではスマートフォンの箱などで使われています。

もう一つの特徴として小ロットの対応ができます。
極端な事を言えば単価は高くなりますが1個でも作成は可能です。
弊社は創業97年で創業者が一つ一つ手作りで製造していた時代の機械がまだ現役で活躍していて小ロット対応が出来ます。
また半自動で製造できる機械まで取り揃えているので大量生産も対応できます。

貼り箱の形式は四角が基本です。

フタ・身式
普段使われる形式です。フタの高さを深くしたり浅くしたりできます。
フタを深くすることにより強度が出来、フタ全体にデザインが出来ます。

 

フタを浅くすると材料費が削減でき単価が安くなります。逆にフタと身の色を変えることにより箱のアクセントが出てきます。

 

印籠式
フタ・身式ですが身の中に、身よりも高い中箱を入れ同じ幅のフタ(高さは自由です)をかぶせます。
水戸黄門の印籠をイメージしてみてください。
商品を身の高さより高く見せることもでき、フタを開けた時に立体的に見せることが出来フタ・身式より高級感があり商品価値もグレードアップします。

 

BOOK式
フタを閉じた時に、本のような形に見える箱です。
表紙と身で出来ていて、フタを取り外す形ではないですが高級感は出ます。

以上の四角い箱が形状ですと制作時に初期費用が掛かりません。

更にオリジナル性を出すために箔押しでゴールドやシルバーなどの色で企業のロゴや商品ロゴも入れることが出来ます。箔押しの場合は版代が別途かかります。
またオンデマンド(高速デジタル印刷機)で印刷するとサイズに制限がありますがコンピューターから直接印刷機にデーターを送るので版代がかかりません。(小ロット対応)
ロットが多いい場合はオフセットでの印刷も可能です(版代がかかります)

貼り箱の特徴として
・強度がある
・耐久性に優れている
・重量感がある
・高級感がある
・小ロット
・多くの素材を使う事によってオリジナリティーがある

貼り箱の形状として丸・ハートなどの変形の箱もできますが変形形状の箱の場合は木型が発生したり一度に多くの生産が出来ないため加工賃が高くなったり納期がかかります。

最後に貼り箱は企業様以外でも個人での気軽にオリジナルが出来ます
また弊社では既製の貼箱も取り扱っています。
お気軽にご相談ください。

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