オリジナルの貼り箱を作ってみよう。貼り箱の用途や役割、型について解説!

ギフトをもらうとき、また渡すときに欠かせないのが紙箱です。紙箱は商品を区分けたり、衝撃から中身を守るという役割もありますが、中身と一体となって相手にイメージさせるという役割も担っています。とくに貼り箱といわれる芯の箱にさまざまな紙を貼って作られる紙箱は見た目にも楽しいものも多く、すぐ捨ててしまうのではなくとっておきたいと思わせるものばかりです。今回は、貼り箱の役目やオリジナル貼り箱の魅力について解説します。

貼り箱が持つ役目とは?

貼り箱は、厚紙の上からさまざまな色や風合いの貼り紙(化粧紙)を貼って作成する箱のことです。厚さのため強度があり、安定感や重厚感を感じさせます。また見た目が美しく高級感もあるため、中に入れる商品に合わせたデザインにすれば商品の価値をより高められるでしょう。

貼り箱の用途

贈答品のお菓子や酒、時計、グラスなど高価な商品を入れる箱として使用されており、貼り箱を見れば○○のお菓子、というような貼り箱でブランドをイメージさせられるなど多くの役割を果たしています。高級な和菓子・洋菓子、贈答品やギフト商品、高級な化粧品や失くしがちなアクセサリーなどの整理・保管にもおすすめです。そのほか結婚式の引出物、高級なフォーク・スプーン、ワインボトルやグラス、ケーキ、チョコレートなどにも適しています。

貼り箱の役割

貼り箱は商品を包んでいるものですが、貼り箱は中身の一部としての役割があります。つまり貼り箱と中身は一体化して一つの商品となっているといえるでしょう。貼り箱は単なる包装ではなくブランドの一部として商品の価値を高め、手に取る人とコミュニケーションをとる手段となり、顧客との接点としての役割を担うものとなっています。

オリジナルの貼り箱を作るには?

オリジナルの貼り箱が欲しい場合の方法、手順をご紹介します。たとえば手作りのお菓子をプレゼントしたいと思ったときなかなか気に入る箱が見つからない、ピッタリ収まる箱がないというときは、オリジナルの貼り箱をオーダーするのがおすすめです。一般的なオーダーは、見積もりをしてもらいサイズやデザイン、色などを打ち合わせして決め、サンプル(見本)を作ってもらい発注するという流れでおこなわれます。

箱貼りの型

貼り箱の型には、浅蓋形式、深蓋形式、インロー形式、サンド形式、ヒンジ形式、ブック形式、デコ形式、Vカット形式などがあります。自分が入れたいものに合わせて型を選びましょう。

浅蓋形式は一般的な貼り箱の形式です。蓋が浅く、身箱の紙の色と蓋の色を変えるとバリエーションが広がります。シンプルな中にもさまざまな印象の箱ができるでしょう。焼き菓子の詰め合わせやハンドメイドのアクセサリー、陶器など幅広い用途で使えます。

深蓋形式は浅蓋形式に比べて蓋が深く、身箱を覆うような形式です。お酒やドレッシングなど瓶に入れられた商品に使われることが多く、段差がないため自動包装する場合に適した形式です。

インロー形式は、普通の貼り箱が蓋と身(ものを入れる部分)で構成されているのに対し、蓋と身、中箱で構成されており高級感があります。身が二重構造になっており蓋は内側の枠に引っ掛かる形式です。

蓋を開けて並べたとき中身が箱からはみ出し、立体感が増します。 蓋と身の境目に段差が無く、閉めた時にすっきりとした外観になりますが蓋が外れやすいというデメリットもあります。高級なお菓子・アクセサリー・革製品・アート性の高いものなどを入れるのに適しているのです。

サンド形式もインロー形式と同じく高級感があります。蓋と身の間に隙間があり、蓋と身の間から見える中箱のカラーがおしゃれです。 ヒンジ形式はインロー形式の蓋と身の一辺が貼りつけてあり、サイドを紐またはリボンで固定し開いた時に固定される形式です。ブック式は本のような形でディスプレイにも適しており、おしゃれなギフトボックスとして人気があります。デコ式は蓋が深く身の底に板がついている形式で、パウンドケーキなどの洋菓子を一層おいしそうに見せたい場合に使用されます。Vカット形式はV字に溝が入っており、平らな面と尖った部分があり、紙箱でありながら木箱のような高級感があるのです。

オリジナル貼り箱を作る際の注意点

オリジナルの貼り箱をオーダーする際に注意したいのは、箱などのオーダーメイドは「ロット単位」で行われるということです。ロットとは一回で発注する量や数のことで、基本的にものを作る時には一度に多く作る方が1個あたりの値段は安くなります。大量生産すれば素材を安く仕入れることが可能で、材料費を安く抑えてその分製品を大量に作って売るため結果安く提供できますが、オーダーメイドの場合は、作る量が少ないため材料費が高くなり価格が高くなるのです。個人でオリジナルの貼り箱を作りたいという場合、最低30個、あるいは100個という単位からとなっていることが多いでしょう(1個から可能というところもあります)。

まとめ

貼り箱は厚紙にさまざまな色、質感、柄の紙を貼り合わせた箱です。和菓子や洋菓子のパッケージに使われている箱をイメージするとわかりやすいでしょう。丈夫で安定感があり、見た目も美しく高級感があります。オリジナルの貼り箱をオーダーするときはロット単位での注文になることに注意しましょう。

「株式会社都留紙器工業所」は、オーダーメイドの貼り箱をはじめ、さまざまなラッピング製品などパッケージの専門店として多くのお客様のご支持をいただいております。当社では貼り箱のオーダーは1個からでもお作りいただけます。世界でたった一つだけ、オリジナルの貼り箱を当社で作ってみませんか。お問合せをお待ちしております。

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